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共働きで、会社員で、2児の父

数値化の鬼:読んで気付いた自分の弱点

「数値化の鬼」という本を購入した。

営業マンとして13年目を迎えて、成績もパッとしないので自己啓発本に頼ってみたのである。

 

まずは「数字で評価される人になれ」と書いていた。

自分で言うのもなんだが、割と同僚や上司からの評判は良い。しかし、出世しない。それはなぜかというと、数字がイマイチだからだ。

 

上司も数字がイマイチな私を会社に推薦するというハードルが高いみたい。

 

決して営業成績が悪いわけではないのだが、イマイチなのだ。

目標は達成している。しかし、105%とかだ。目立つためには120%、130%を叩き出さないといけない。

 

うちはそういう会社で、目立ったもの勝ちなのである。

どれだけ好かれようが、後輩の面倒見が良かろうが、事務処理の能力が高かろうが、数字で目立った者が正となる。

 

私にはそれが欠如しているのだ。

新卒で勤めた会社では将来有望とされる社員だった。だが、転職を繰り返すうちにモチベーションも下がり、数字もイマイチになっていった。

 

次第に出世とはかけ離れた人材になっていき、残ったのはお人好しの無難な営業マンだ。

 

新卒の頃は調子が良かったと書いたが、そのときに無意識で考えていたのが数字だった。

 

他の営業マンと比べて目標も実績も低かった私は、こんなやつ会社に居て意味があるのか?と深く落ち込んでいた。

 

一体自分がどれだけ会社に貢献しているのか計算してみたこともあった。

営業マンとしての固定給、クルマの維持費、事務員さんの給与など含めると私の営業成績は赤字だった。

 

それが悔しくて悔しくて、既存の得意先で売上を出せない私は、日々遅くまで新規を訪問しまくった。

 

そして、全社で新規獲得件数が一位となった。新人としては初めての快挙だった。

 

新規が取れると、どんどんと売上が上がり、年間優秀賞も3年連続で獲得した。

 

そんな新人時代を過ごしていたのだ。ここで重要なのは無意識に数字と向き合っていたことだ。

 

今では全くそんなエネルギーもないし、無難に日々を過ごせたら…なんて考えている。

つまり、数字で目的が見えていないので、何をしていいかがわからないのだ。

 

後輩の面倒をみたり、同僚とのコミュニケーションが得意なんて、数値化しずらい。

本社からは、ただの社員にしかみえないだろう。

 

この本を読んで今更気づいた。もっと数字で自分の弱点を見つけて改善していかなければ。

 

なかなかに面白い本を見つけた。これから読むのが楽しみである。

これを活かして今年は仕事を頑張っていきたい。